不安で一杯です! 演奏も帰りの飛行機も、そして何より離れるこの祖国が・・・

普通は旅に出る者を送る時に発する「お気を付けて」の言葉を頂く度に今回は非常な違和感を覚えます。

でもカトリックの総本山を有する街で心からの自然界の輪廻、復活を高らかに歌って参ります。

たった10名ですが今回の演奏会に掛ける思いは並み大抵のものでは有りません。

驚く無かれ宮城県からお二人が復活参加され、ご主人の強いお薦めで盛岡からは松田順子先生も指揮者として同行して下さいます。

流石に責任の重さで押し潰されてしまいそうです。

我々の旅程の無事を祈りたいところでは有りますが、今は先ず祖国日本です! そして日本の合唱文化です!

帰国して直ぐ4月9日には奥沢オラトリオ合唱団の演奏会です。曲はマリアの讃歌 ジョンラターのマニフィカート、そしてフォーレのレクイエム!

今年の洗足学園音楽大学の7月19日の合唱の祭典の予定曲もフォーレのレクイエムです!

御魂よ安らかに・・・そしてどうか被災された方々の健康が守られます様に祈ります。いえ、本当の復興が為されるその日まで必ずや祈り続けましょう。

首都圏の贅沢を支え続けてくれたのであろう福島原発。めったに新幹線も使わない方々を恐怖のどん底に突き落としている事を、その反省を、我々はきっと忘れずに生きて行かねばならないと思うのです。「夜は電気を消しましょう。そしてお日様が昇ったらしっかりと働きましょう。」そんな忠告をされて居る様な日々です。

神に畏怖の念を持って暮らす我々の筈なのに、オゾン層が破壊されても、世界中で異常気象が起こっても、株価や通貨がマネーロンダリング、マネーゲームに踊らされても我々は何ら積極的な手を打ってこなかった・・・それが今回の尊い犠牲を生んだと思って仕舞うのです。

復興にかかる時間の何十倍もの間、我々は反省して行かねばならないのだと思います。

きっと来る復興のその日! もっと良い日本に成って居る事を祈ります。

そして世の中が復興に向かうその時にこそ、我々音楽家が必ずやその上昇のベクトルを力強く後押し致します! 

亡くなられた皆様の思い、無念を力に代えて歩んで行きましょう! 

今日洗足学園音楽大学・こども短期大学を厳かに、しめやかに、追悼色一杯の中卒業したみなさん! どうぞ良い人生を歩んでください!! 

たがひに足を洗えとのりし・・・おのづからなる心の真玉 倦まず たゆまず 磨きみがかん 清く正しく・・・

洗足学園創設者 前田若尾先生作詩のこの校歌を今日ほど大きな声で歌った事は有りませんでした。

栄えあれ!! 卒業生諸君!

110318_104737.jpg 110318_100047.jpg