声楽家・合唱指揮者 辻 秀幸 公式サイト

声楽家・合唱指揮者として活躍する 辻 秀幸(つじ ひでゆき) の公式サイトです。 演奏会情報や近況などをお届けいたします。

2008年04月

教訓を沢山頂いた日

4月23日に98歳で昇天されました冨岡正男先生の告別式が巣鴨ときわ教会で行われ、参列してまいりました。 メサイアやバッハのカンタータ、ロッシーニの三つの聖歌を素晴らしい編曲・訳詩で、我々に名曲の数々を紐解き、その本質を理解させて下さった先生の業績と、亡くなるその瞬間まで前を見て生きて来られた先生の尊く気高い見事なご生涯に、ハレルヤ!!と唱えて参りました。 

生徒さん達も沢山駆けつけられ、先生への献花の際に、オルガン奏楽者が先生作曲の讃美歌の奏楽をされると、参列者皆さんの中から誰からともなく歌が流れ出しました。それは歌と言うよりは「先生への感謝の祈りそのもの」であったように感じました。私にとっては感動以外の何ものでもございません。 嘗てはパーセルやブリテンも女子高の教師を務めながら数多くの宗教曲や音楽作品を残しましたが、冨岡先生は正にその和製版で有らせられました。

私が東洋英和女学院の卒業生を中心に結成されたメサイアを歌う会の指導者に就任する前までは、私は冨岡先生を津川主一先生の後継者と言う括りで認識しておりました。第9回日本音楽コンクール作曲部門で2位を受賞されながら、その後は教会の為、ミッションスクールでの賛美歌・音楽のご指導に専念されておられたようですが、本当に皆様から愛される先生で在られたようです。 「まだまだ勉強し足り無い事があるから・・・」と言うのが先生の常套句で在られたようです。 先生! 早くまた素晴らしい音楽活動を為さるべくこの世にお帰りください・・・・A-men

この厳粛なる葬儀の後に、私は末弟の家に6月17日のコンサート「宴」の伴奏合わせをする為に向ったのですが、少し一息入れて頭を切り替えてから行こうと思いまして、喫茶店に立ち寄りまして美味しいコーヒーをひとすすりしまして、さぁ弟の家に向おうと思ったのですが、チトモヨオシマシテトイレに立ち寄りましたらなんとその壁にこんな教訓が・・・・

「一生懸命やれば智慧が出る 中途半端にやると愚痴が出る 良い加減にやると言い訳ばかり・・・」だと・・・・

何となく・・・冨岡先生がここまで付いて来られたかと思うような偶然に思わず出るものも止まりそうになりましたが気を取り直して練習に向いました! 

そして今日の伴奏合わせが・・・星野富弘氏詩の歌曲!!

 「花のまわりに 囲いがあるだろうか 崖の上に 柵があるだろうか 小さな心にさえ 囲いを作っている私」

 じっくりと賢者達の言葉を噛み締めた一日の最後は・・・・

愛犬との少し長めの激走でした・・・仕事して無いのに充実の一日・・・

ドイツ演奏旅行のフォトギャラリーが完結!

ドイツ演奏旅行のフォトギャラリーが完結!

優秀賞!? 優良賞!? でもコンクールでは有りません!!???

全国おかあさんコーラス 神奈川県大会が終わりました。 私が指揮しました「桐響会」と「ラ・カンパネラ」は共に関東大会出場を果たしました!! 皆さんおめでとうございます! お陰様で私、関東大会では栃木県代表の 「コール 毬」を含めて3団体を指揮することになってしまいました。今年の七夕近辺は本当に忙しくなりそうで、今から冷や汗が出ます! それにしてもこの大会運営を非難するつもりは毛頭無いし、寧ろそのご苦労が痛いほど解かるのですが・・・「コンクールじゃぁ有りません!!」って謳っておきながら、優秀賞・優良賞があるってのはどうも頂けない気がします! まぁこれも年金問題の呼び方同様に、どんな方法でも文句は出るでしょうが、余程全ての団に順位を付けてくれた方がスッキリするかなぁ・・・

もう20年位前ですが、朝日新聞社主催の合唱コンクールのやはり関東大会で、やはり合唱指揮者だった父と二人で順位を争う事に成りまして、その前夜は「お前には負けんぞ!!」なんて言い合ったのを覚えていますが、その時の結果は父の団がブービーで私の指揮した団が最下位でした(笑)  二人とも他所様には全くご迷惑をお掛けしない戦いをしてしまったのです。でも・・・あの晩の酒は楽しかったなぁ・・・!!

審査員の先生が一人違っても、出演順が一つ違っても、演奏中に携帯が鳴っても鳴らなくても、様々な要因で順位は大きく動きます! おかあさんコーラスの皆さんは一年近く掛けてこの大会に臨んでくるんだから、何とか納得の行く方法って無いものか、皆さん考えてくださいませんか!? ただ・・・一つ大きな問題は、お母さん達の目的が、ひとつ上の大会に出る事なのか、普段行かれ無い土地への仲間達との旅行なのかが解かんないとこがあります! だからなるべく多くの団体が旅行に(県大会→地区大会→全国大会)行かれる様にと 変てこな工夫が増えてきて、いつの間にかもやもやした大会に成りつつあるようにも思うんですよね! 

いつか全国大会で演奏終わって新聞社の指揮者への取材を受け終わって、メンバーの待つであろうロビーに行ったら、団員が皆観光に出掛けちゃった後で、一人ぼっちの置いてけぼりなんて苦い経験もあるからなぁ・・・(笑) 

まぁとにかく皆様! 7月5日・6日の関東大会(於:横須賀芸術劇場)では、音楽の本質を探究すべく、浮き輪とか持って来ないで参加して下さいね! 皆さんも一度おかあさんコーラス大会を朝から晩まで二日間、素敵な会場の素敵な椅子に腰掛けてしっかり聴いて見ませんか!? 夏痩せ間違い無しですよ!(但し神経とお尻だけですが・・・) それに・・・いや・・・言うまい・・・俺はそれで仕事してるんだから・・・・

おかあさんコーラス 神奈川県大会

於:神奈川県立音楽堂

(私は桐響会 ラ・カンパネラの指揮者として出場します!!)

冨岡正男先生安らかに・・・

1952年から20年に亘り東洋英和女学院で「合同音楽」の講義を受け持たれ、G.F.ヘンデル作曲のオラトリオ「メサイア」の全合唱曲を女声3部合唱(一部4部合唱)に編曲、音楽之友社から出版され、また自ら作詞作曲を手掛けられ、トミソングと称され親しまれた数多くの歌を遺された、教育者で作曲家の冨岡正男先生が、98歳でご逝去されました。

私が指揮者で牧師の渡邉善忠氏から引き継いだ「メサイアを歌う会」の演奏会には毎年欠かさず足を運んで下さっておられた先生で、益々お元気とのお知らせを頂いておりましたので、23日の突然の訃報には驚きました。天寿全うと言うに十分な年齢ではございますが・・・寂しい限りです。 ホンの数年のお付き合いである私でさえそうなんですから、直接教えを受け、薫陶を受けた皆様はさぞやお力落としの事とお悔やみ申し上げます。 

我々が出来る事、それは先生が元は混声合唱曲である名曲達を、見事な女声合唱曲へと編曲され、宗教曲・カンタータ・賛美歌を数多く遺されましたが、そこに記された一音一音と丁寧に対話をさせて頂きながら歌い継いで行くことでしょうか・・・・

音楽之友社さん! 冨岡先生の女声合唱版のバッハカンタータ選集なんてお出しに成られませんか!? 記念演奏会には微力ながら最大限努力・協力をさせて頂きますよ。 

一昨年の紀尾井ホールでのメサイアの演奏会終演時に、最前列に居られた冨岡先生を失礼ながら舞台の上から満員の聴衆の皆様にご紹介申し上げた時の、先生のやや緊張された面持ちと晴れやかな笑顔が印象的でした。やはり一昨年の東洋英和女学院の講堂で行われましたアーリーサマーコンサートにお越し下さった先生としばしお話させていただくお時間を頂きました。「僕は恐い先生だったんですよ!」と、温かな優しすぎる笑顔を向けて下さったのが忘れられません。

先生 どうか安らかに・・・ 沢山の宝物を有り難うございました。 先生のお仕事が如何に尊いもので在ったかは、我々演奏する側の者達の、先生の遺された楽譜との真摯な対話であり、そうする事から、これらの先生の労作が後世に伝わって行くと痛感しております。 どうかあの笑顔で私達を見守り、導いてください。 合掌

水のいのち・・・

今年はこの曲に随分縁があります。

この曲集は今から50年ほど前に 高野喜久雄先生の詩に、私の恩師でも在ります、高田三郎先生が付曲されました、日本の合唱界不朽の名作です。

5曲から成る組曲で、神と言う存在が、見える形で様々に示す命と言うものの本来の姿を示した作品といえましょうか。天から地上の全てのいのちの恵として齎された雨と言う名の水は、やがて水溜りに、河に、そして海へと形を変え、その海から「水」は再び天に昇るべくその形を変えて雲になります。全てはその様に神様は造られたのです。下へ下へと流れる事しか出来ない水では有っても、常に天に焦がれ山に焦がれる・・・その姿こそ尊いと詩人と作曲家は訴えかけてきます。焦がれ生きる者だけが、「満ち足りた死」を迎える事が出来る。存命中の恩師高田三郎先生は、正しくその様に生きられたのだろうなぁと、先生の生涯の最後の20年程しかお付き合いを頂けなかった私ですらそう思います。

今年は5月に混声合唱団樹林の定期演奏会でこの曲を指揮しますし、6月には私が勝手に「ミスター水のいのち」と心の中でお呼びして尊敬申し上げております、盛岡コメット(合唱団)の指揮者、松田晃先生のステージを直接聴かせて頂けますし(私は後半のステージの指揮を仰せつかりました。)、大学の講義でもこの曲集の終曲を400人の学生諸君で演奏します! また、12月のクリスマスの時期には何とウィーンの楽友協会大ホールで、弟志朗の伴奏で、女声版で指揮をします(このツアーのご案内はまた後日に・・・12月20出発 22日本番 帰国は25日予定)。 現代人の決して好き好む詩では無いと思いますし、死生観と言う言葉があるとすれば、現代風とは呼べないでしょう。マッカーサーによって骨抜きにされる前の日本男児はこんな理想を掲げて日々を送っていたのでしょうか。その気高い思想は、しかし同時に危ういものでも有るからこそ誤った指導者の下、人々は戦争をしたのかもしれません。 無論戦争を肯定する筈も無いのですが、嵐が過ぎ去るのを待っているのに、その事を耐え忍ぶと言う痛み苦しみを伴う姿も浮んで来ない最近の我が国の住人達(私も全くそういう人間ですが・・・)。 後期高齢者で叱られれば長寿高齢者。「婦人センター」と言う公共施設名が差別用語を含んでいると聞けば「女性センター」に名前を代え、「男はどうすんだ!!?」と叱られれば「男女参画平等センター」に名前を代え・・・目先を弄って、一体人々が何に不満や不安を感じているのかと言う根には触れない・・・

今日の夜日の出混声合唱団で取り上げた全く別の曲にこんな歌詞が有った。「いいのこすことはなにもない よいことは つづくだろうし わるいことは なくならぬだろうから わたしには くちずさむうたがあったから さびかかった かなづちもあったから いうことなしだ : 谷川俊太郎詩 しぬまえにおじいさんのいったこと から引用」  今日はこの歌詞の「さびかかったかなづち」と「いうことなしだ」の解釈で様々にディスカッションする機会を与えられました。皆さんはどんなイメージを持たれますか!?

私はそのディスカッションの内容もさることながら、こう言う機会を与えられる事にこそ合唱文化に関われる事の尊さを感じるし、こう言う時間を合唱団の皆さんと共有できると、合唱文化・芸術には生きる事を根本から豊かにする力が在るんだという自分自身の中に隠し持っている(?)信念を後押しして貰える気がするんです・・・・おやすみなさい・・・

だって寒かったから・・・・

昨日まで天気はともかく何となくボワーンと暖かかったので、少々薄めの出で立ちで出かけたら・・・昼過ぎから本格的に寒くなってきました!

慌てて馴染みの「大きいサイズの店」に飛び込んで羽織るものを探したが見付からず、たまたま目に留まった値引き価格の上に更に3割引と言う上下のイタリア語の訓辞入りのスポーツウエアを購入し、上着だけ羽織って仕事して帰宅しました! 未だ小雨振る中、早速ズボンも履き替えて、そのまま二頭の犬の散歩を済ませたのですが・・・これが中々優れものでして!! 家人に「雨は弾くし中の湿気は外に出してくれるし雨でも全く苦にならないんだ!!」と自慢すると、いつもなら新しい服を買ってくると良い顔しない家内と娘が妙に目つきが優しい・・・・シマッタと思ったらば時既に遅し

「雨の日はパパが散歩担当ね!!」の笑顔だったのです!  新緑の季節の次には・・・梅雨がやって来ます

岸辺のアルバム・・・

今朝は久しぶりに午前中がフリーになったのでアルと河原までお散歩に参りました!!

相変わらず鳥を見かけると銅像のように動かなくなってしまうアルではありますが、やはり日に日に情が移って参りまして、もうすっかり家族の一員と成りつつあります!!

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川の対岸は30年以上前に「岸辺のアルバム」で有名になったあの現場です!!

今では高級マンションが立ち並び、小田急線の複々線化工事も最終段階に差し掛かっているようです!

対岸のやや上流には私の母校(高校)があります!! 岸辺の住宅が洪水で流された三十数年前のあの日・・・私は高校2年生でした

 

あぁ!! 自己嫌悪!!

最低でした! 俺って本当に調子に乗って皆に渇入れたり怒鳴ったりしている時に大変な失敗を犯すんですよネェ!!

マエストロの指示を合唱団に伝えてから一度舞台袖の舞台監督さんにその事を伝えに行こうとしたら、主催者さんから「数が足りませんでしたごめんなさい!!」って言って合唱団用の演奏会のパンフレット不足分を手渡されたらすっかり忘れてしまって・・・合唱団の皆様には本当に無責任なことをしました!! 心からお詫び申し上げます! 今日の失敗は全て私の曖昧な姿勢と責任の取り方に原因があります!!

本当にごめんなさい!!

でも・・・演奏会は想像を遥かに超える素晴らしいものでした! 合唱団の皆様本当に有難うございました! 今日の高関第九の「素晴らしさを超えた凄さ」は、合唱団の皆さんにも私にも本当に素晴らしい糧となったことを確信しています。 高関マエストロ! 新日本フィルの皆様! 本当にありがとうございました! 小畑先輩のオーボエ・・・一体何処まで音が伸びて行くんだろうかと思うほどの音色と音楽性でした! 誇らしかったです! 今や新日本フィルを支えているチェロの同級生の花崎氏も「コーラスが良かった」とわざわざ握手を求めてくれました!! 有難うございました!! そして洗足学園音楽大学と尚美学園大学声楽科の諸君の助っ人も立派でした! 頼もしくも誇らしくもありました! 有難う!!

皆上手く行ったのにさぁ・・・・・・・結局ケチ付けたのが俺自身て・・・・間抜けで馬鹿で頓馬な話です!! あぁ!! 超自己嫌悪!!!

でも素晴らしい演奏会でした! 複雑な心境です!!!

いきいき第九コンサート

於:東京芸術劇場

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