声楽家・合唱指揮者 辻 秀幸 公式サイト

声楽家・合唱指揮者として活躍する 辻 秀幸(つじ ひでゆき) の公式サイトです。 演奏会情報や近況などをお届けいたします。

くりの実会

今朝は文京区で活動中のおかあさあんコーラスの「くりの実会」からお仕事スタートです!!

私が未だ20代の頃、前任者の指揮者のご主人の転勤の関係で次の指揮者を探しておられたところに、この団の代表の方が、たまたま文京区の合唱祭で、父の代わりに合唱団を指揮していた私を一目見て、ヴィジュアルだけで「この人しかいない!!」って勝手に決めてしまって・・・絆されて仕方なく就任したのがこの くりの実会です(笑)

それが今では私の合唱指揮者生活の中で最もお付き合いの長い団体となりました。 この会は元々文京区の本駒込付近の幼稚園のPTAコーラスがその母体だったのですが、今では皆さんお孫さんのいらっしゃる団へと成長されまして、そのサウンドは益々深い味わいと多種多様な音程とリズムによって彩られております。

この団の代表は半永久的に代わりません。素晴らしいリーダーシップを持たれた、子供のような頭の良い方です! この団に就任して暫く経ったころ、嘗ては東京文化会館大ホールで毎年行われていた都民合唱コンクールに出演して初めて奨励賞を受賞したとき・・・たまたま彼女達の住まいの近くでオペラの稽古をしていた私の元に、当時は携帯電話も無かったですから、稽古が終わって外に出ると、団員の半数近くの方々が、眼をウルウルさせてその表彰状と盾を持って待っておられるではないですか・・・。

若干二十代中盤の私は思わず、「なんて可愛い人たちなんだろう・・・」って胸の内で呟き、皆さんの顔を見て漸く冷静さを取り戻したものです・・・?。

当時30代後半だった皆様もそろそろ赤いチャンチャンコ世代に突入しまして、練習の休み時間には自然と子供自慢から孫自慢、各人の健康談義へと話題も変化してまいりました。 この団の発展の理由は残念ながら私にはございません!! 全てはその団の代表Oさんと、創立当時からの仲間の 私にではなく、O代表に対するサポート体制の充実とそのスクラムの確かさに在ります。 この代表の方自身、元教師の経歴をお持ちで、担任を持たれておられた頃は、それこそご自身の受け持たれたクラスが、常に全ての項目においてトップで無ければ気のすまない熱血教師であられたようです。勿論それは今でも生きておりまして、文京区で・・・否・・・東京都で・・・否、この「くりの実会」が全国一のおかあさんコーラスグループであることを微塵も疑っては居られないのです。 彼女のパワーは周りの普通の人を特別な人へと勘違いさせてくれるのです。恥ずかしながら私もそのうちの一人ですが、彼女から与えられた自信無しに今日の私が在るとは到底思えません。 彼女のご令嬢も、ご子息も、それぞれに世界を叉に掛けて大活躍されておられますが、そんな彼らもこのお母さんから与えられた心の栄養無しに今の自分を語る事は出来ますまい!! 本当に魅力的で不思議な存在の方です。 スンゴク我侭に思う事も在るし、ワンマンである事は間違い無いし、それでいて本当に愛情深い方なのですよ!

そんなくりの実会は私が就任して以来、都民合唱コンクールでも幾度と無く賞を手にし、おかあさんコーラス全国大会にも、東京都代表として何度か駒を進め、今日では文京区を代表する合唱団へと立派に成長してまいりました。 ピアニストは前任指揮者の時代からお勤め下さった本林先生から、川井敬子、加納文子と代替わりして参りましたが、指揮者は今のところ私が二代目として強権を振るっております。練習時間も私の勝手な都合でこの春から火曜日の午前中から金曜日の午前中に変りまして、練習場所は「文京区本駒込地域センター 地下ホール」で、午前10時から12時半まで行っています! 色んな意味で私も力を注いで指導しております! ご興味のお在りの方!!特にメゾ・ソプラノパートは大大大大大大大歓迎いたしますよ!! この団に関しては今後も折に触れて皆さんにご紹介をする機会もありそうなので今日のご紹介はこのくらいにさせていただきます。

そう言えばコンクールと言う場で、亡父が始めて私に対して審査してくれたのは、後にも先にもこの団体が最後の都民合唱コンクールを受けて上位入賞を果たしたときの一度だけでした。コンクールの後、既に余命数ヶ月を家族も本人もほぼ宣告されて、それでも尚、車椅子に乗せられて大好きだった鹿児島にコーラス指導の為に向う父を羽田空港で見送った時、「くりの実会上手かったなぁ!! 本当はもっと良い点やりたかったけど、やっぱりなぁ・・・ごめんな!」と声を掛けられました。 あの時の父の後姿は何故か本当に消えることがありません。 そう考えると、くりの実会さんから頂いたものの大きさは、計り知れないのかも知れません。 今日まで栗のイガ会 とか 渋皮会とか、繰り呑み会 とか呼んで本当にごめんなさい! 今後は少し言葉を選び、失礼の無い言動を心がけ、会計の方におべっかを駆使して末永くお付き合い頂ける様に努力する事を誓います!!

文章ばかりで不評のブログに一枚の思い出写真!

DVC00005.jpg ピアノの発表会にて

緊張気味の私・・・勿論嘘ですってば!!!

本番続きも一息です・・・

洗足学園音楽大学冬の音楽祭の第27回定期演奏会も、学生諸君の頑張りと裏方スタッフ、共演してくださったブラスの学生諸君や教師の皆様のお陰様を持ちまして、成功裏のうちに無事終えることが出来ました。指導スタッフの先生方にも心からの御礼を申し上げます。 勿論一番に感謝すべきは寒い中ご来場くださいましたお客様方です。本当に有り難うございました。 そしてお忙しい中、洗足学園大学音楽学部長の岡田先生はじめ、万代理事、河地先生初め多くの教職員の先生方がご鑑賞下さった事は本当に有り難いことでした。私も今回は充分に大人数の音大生の合唱団を楽しんで指揮できました! フゥーそれにしても流石に疲れました。明日は明後日のお仕事の為にちょっとデスクワークを致します。これがまた結構な量のお仕事ですが、まぁ心を落ち着けてゆったりやります。

いま、インフルエンザ以外にも、お腹に来たり、ムカムカしたり、妙な風邪が流行っているようですね!!? 皆さんは如何ですか!?

私達の仕事では本当に死活問題ですが、プロ野球選手もよく口にする、悪い時でも悪いなりのピッチング・・・そんな芸当が出来るようになるには、どんな訓練が必要なんでしょうかねぇ!? もうとっくに体調管理にはかなり気を遣わなければならない年齢になってますので、検診受けてこなきゃなぁ・・・

今日は朝から桐響会・玉川グリーンハーモニー・尚美学園大学 新音楽集団 匠 と廻って来ました。 匠は今月20日に(19:00開演)津田ホールで今年の定期演奏会を行います。いつもそこそこの演奏をするのに、毎年の悩みは観客の少ない事!! 今年こそは会場の50%は埋めたいと願っておりますので是非ともお越し下さいませ!

実はこの演奏会の前夜、「神奈川県音楽人クラブ忘年会」成るものに出席して参りました。訳在って午後のお仕事をキャンセルさせて頂いた私は、少し身体を労わった(笑)後に、午後7時ごろに横浜ロイヤルパークホテルの鳳翔の間に向いました。会場には音楽家・評論家の皆様で既にごった返して降りました。この会は既に50年近くの歴史があるとか。神奈川県の音楽人と言うことで、洗足学園音楽大学の教員室でお見かけする先生方が大勢いらっしゃいましたが、中に洗足の合唱指導の大先輩が居られまして、「明日本番のクセにこんなとこで何やってんだぁ!!」って叱られましたけど・・・川名先生!! ご自分がお越しになっておられるのに、「こんなとこ」は無いんじゃ無いのぉ!!?

洗足学園音楽大学冬の音楽祭(FUYUON! 2007)

合唱第27回定期演奏会

会場:洗足学園音楽大学 前田ホール(神奈川)続きを読む

コロ・フェスタ 2007 in 北九州

一日ブログをお休みいただきまして・・・コロ・フェスタ2007in北九州に参加してまいりました。

私が指揮しましたコロ・ネスポラ&玉川グリーンハーモニーが出演させて頂いたメインコンサートの会場になったのは、八幡に有ります響ホール!!今回はこのホールに先ずBravo!(Brava!???) 見た目にも美しく、響きも美しく、客席の椅子もゆったりで、演奏者としても聴衆としても大いに楽しめました。スパーバイザーに三善晃先生を擁し、栗山文昭先生が音楽総監督を勤め、同氏が率いる 合唱人集団「音楽樹」が主催のこの企画・・・音楽樹設立以来既に10年を超える活動になって来ていますが、本当に素晴らしい合唱てんこ盛りの演奏会でした! 少し合唱ばっかりでなんだから、この辺で一息入れてソロを・・とか器楽演奏を・・・なんて暈しがまるで無い、ただひたすらに合唱による人声をホール一杯に響かせ続けた7時間半でした! 時間が押して最後の方は休憩さえカットされてのコロ・フェスタ・・・合唱祭ではありましたが、私も最後の方はトイレに行くのも身悶えしながらこらえつつでしたが、自分の出演後直ぐに着替えて、14団体ほど聴かせて頂きました!! 普段なら、いや、今となっては全国合唱コンクール全国大会でさえ聴くことの出来なくなってしまった私の大好きなコーロ・カロスをはじめ、世界の合唱コンクールで賞を総なめにしてきたような合唱団ばかりの合唱祭ですからそりゃぁ聴き応えがありました! 以下に少々審査員とか言うものではなく気楽に聴かせて頂いた感想を・・・ 

いまや音楽樹の中心メンバーで活躍中の藤井宏樹氏指揮の公募合唱団による「柳川風俗詩」は、作曲の多田武彦ファンの耳にどう響いたかは別にして、大いに楽しみました。紺屋のおろくの指揮は特に面白かった! 合唱団はこの曲を何度も歌ったことのある方々から始めてらしき方々まで、正しく舞台の上で合唱文化が口承伝承されてゆく現場を見せられているようで興味深いステージでした。藤井氏は Ensemble PVD の三善先生作曲(編曲!?)の5つの日本民謡でも宏樹ワールドを展開されておられましたが、私は彼の二つのステージの中ではこちらの演奏の切り口の方が好きでした。1曲目が終わったところでのソプラノのコンサートミストレスの方の微笑みは何を示すものだったのか・・・(笑)

同じく音楽樹の幹事として、当日全ての仕切りをなさっておられた片山みゆき氏指揮の女声合唱によるグレゴリオ聖歌。美しいうねりの中に音楽全ての栄養と旨味と癒しが詰まったその響の線の芸術は圧巻でした。でもみゆきさんはきっと、あの日のご自身をこそ癒す為の演奏だったんだろうと感じました。本当にご苦労様でした。

北九州だけに少々濃い目の味付けの、横山琢哉氏指揮、コロ・カロスのバードのミサ曲も流石に聴き応えがありました。でも、あれだけGloria・Agnus Dei の演奏でドラマを見せて下さった横山さんの Credo を是非聴きたかったなぁ・・・。いずれにしても横山さんのような体系の合唱指揮者が増えてくれることを個人的には大いに望んでいます(笑)!

ベーレン・コールの中村雅夫氏の火が出そうな熱い指揮も健在・・・ってゆうかパワーアップしてました! 

今回キャンセルが相次いだのか、海外からの合唱団の参加は台湾からの台北鳳鳴合唱団一団体だけでしたが、異国情緒溢れる曲想と発声は興味深かったです。また、ピアノと言う楽器と中国・台湾の音楽との相性の良さには正直驚きましたし、ピアノと言う楽器の懐の深さを改めて感じました。

原田テルミ先生指揮の地元北九州の女声コーラス「クオレ」の「生きる」の存在感、言葉の重みは感動的でした。私、この曲はやはり若者の演奏よりも妙齢・熟年と言う言葉が似合う方の演奏が好きです。詩人は寧ろ若い人向けに書いておられるんでしょうがね。 指揮そのものがまた、素晴らしいパフォーマンスになっておられました。

しかし、しかし、あの方はやはり違うのです! どの指揮者の率いる演奏も、音楽をしっかりと一つの方向に導いて進んでゆく、歌わせて行くと言う点では何ら変わりはないし、それぞれ素晴らしいんだが、栗山先生のそれは、起承転結と言うか、魂の込め方にしっかりとしたバランス感覚があると言う言い方しか今の私には出来ないのです。国内はもとより、世界中のコンクールの最高位を総なめにされた氏の、コンクールを離れた合唱芸術表現の場での、使命感溢れるそのバランスの良い渾身の指揮の前には、誰もが夢中になって最善を尽くすことを惜しまない合唱人集団と成らされてしまう。それはステージの上だけでなく、企画の段階からそうしてしまう、栗山文昭と言う合唱聖人の神秘的で力強く不思議なオーラを感じずには居れませんでした。 そして、合唱の中で歌う横山琢哉氏の、指揮者栗山先生との「向き合って会食しつつ、語り合うような熱い視線」を私はじっと見つめておりました。「いい顔で歌ってんなぁ!! こいつ(失礼)本当に合唱好きなんだなぁ! 俺は親父が指揮してるときにこんな顔してオヤジを見てやってたかなぁ?? 悪い事したなぁ・・・」等と色々と思い巡らせながら。

そんな栗山先生が今私の母校でも有ります東京藝術大学で合唱の講義の指導をなさっておられると言うのは、本当に学生達にとって幸せなことだと思います。 私の父が死んだとき、関屋先生が亡くなった時、合唱指揮者仲間と、「少なくとも彼らほど、あれほど合唱が好きな人間てもう出て来ないだろうなぁ・・・」って話していたことを思い出しました。でも、今回参加してみて、「栗山先生ならそういう人間を育てて下さるに違いない!」と確信しました。

延びに延びて、合唱祭は客席が殆ど空に成ってしまう(一杯だった客席の皆さんが皆ステージと舞台後ろの客席に上がっちゃうから)全体合唱で締めくくられました。私はアニーがオーバックス氏に連れられて、貸切で映画を観た時の様に、贅沢にも殆ど独り占め感覚で、「私のために有難う」って感じで鑑賞致しました。合唱指揮者としても大変にお忙しく、大活躍の菊村隆史実行委員長さんのご挨拶も大変に素敵でした。あんたも好きにさせられた一人だネェ・・・って感じでした。

皆様にご挨拶もろくろくせずに会場を飛び出した私は、わざわざ小倉までお越しくださった大分県在住の花壇様にお会いするべく、小倉へと急ぎました。久々に旧交を温めあい、またこのホームページが出来るまでダヴィデの合唱部屋などと言う掲示板を花壇様のHPに間借りさせて頂いていたことなどのお礼を申し上げ、何故か抱えきれないほどのお土産を私と家内(家内と花壇さんとは某合唱名門高校の同級生なのです!)と合唱団の皆さんにまで頂戴しまして、僅かな時間の逢瀬に後ろ髪惹かれつつも、コーロ・ネスポラ&玉川グリーンハーモニーの待つ打ち上げ会場「鍋源」へと急ぎました! 皆さんも充分にこの祭典を満喫されたようで満足げな顔が並び、この店のお料理で益々うっとりとした表情に変わってまいりました。私は一足お先に帰京いたしましたが、彼女達は北九州の観光を堪能されて今夕帰京されるご予定です。

さぁ、長々と書いてまいりましたが、明日の夜19:00からは洗足学園音楽大学内(JR南武線 東急田園都市線溝の口駅下車徒歩10分) 前田ホールにて、これまた最大450名の出演者(皆学生・教員です)によります合唱の定期演奏会がございます。入場料は1,000円ですが、これで9日まで昼夜に亘って行われますコンサート、ミュージカル、人形劇をフリーパスでお楽しみいただけます。私も頑張って指揮します! 皆様是非ともお越しくださいね!! 良く最後まで読んでくださいましたネェ!! 私でさえくたびれたのにぃ・・・・・・

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声楽家・合唱指揮者 辻 秀幸

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